2023年10月8日(日)の午前中に高校生の時にお世話になった塾の先生と19年ぶりにお会いして止めどない話をした。
10月に入ったばかりでまだ暖かく、私は半袖で家から先生の自宅まで歩いた。少し距離はあるが秋の晴天の中、歩くのは気分がよかった。小学生の頃、よく釣りをしたりザリガニを取った場所を通りかかるとあの時の記憶が蘇ってくる。その場所は、すでに建物になっていたが私の脳裏にはあのままの景色が映っていた。
先生の家に着くと私は感慨深くドアベルを鳴らした。先生の奥様が出てこられ、あの時と全く変わらない優しい声で出迎えてくれた。先生も玄関口に居り、久しぶりの再会に場の空気はとても和んでいた。
先生の家に上がると、来客用の和室に通してもらった。英国に長く在住する私には、その日本古来の品格ある和室が新鮮に思えた。掛け軸があり、腰掛も時代を思わせる胡坐用のものだった。最中のお菓子が上品に小皿の上に容易されており、奥様がお茶を運んできてくれた。
私と先生は、それから長い話をした。話は、現在の先生の活動、私の仕事、日本の教育に関する問題、世界情勢など多岐にわたった。気が付けば、休むことなく5時間も連続で話続けていた。午前10時30分に訪問して、先生の家を後にあとにする時には午後3時30分になっていた。
私が帰る時には先生も奥様も家の前まで出てくれて、私が角を曲がり見えなくなるまで見送ってくれた。
これまでやりたくてもなかなか出来なかったことの一つをすることができて、本当に良かった。私は、先生のあの頃と全く変わらぬ、頭脳明晰で極めて鋭い視点や話ぶりに感服した。
また次お会いできる時を楽しみにあの頃を思い出しながら私は家路についた。