二日

休みは今日までだ。読みかけの本をすべて読み終えたり、犬の散歩に行ったりした。外は昨日より人や車の通りがあった。空は青空で、太陽の光が反射した飛行機が近くに感じられた。

息子は明日、大学に戻る予定だという。友人に会うことで忙しく、家にいることは少ない。この間、長話ができたのでよかったが、もう少し話せたらよかったと思う。

私も一人暮らしの経験があるので、息子の気持ちは良く分かる。上手く言えないが、私が学生の時、一人暮らしの雰囲気と家の雰囲気が違いすぎて違和感を感じていた。

家に戻れば、家族が満面の笑みで出迎えてくれて、豪華な料理を用意してくれる。それは唯一無二の嬉しさであり有難さであった。その至れり尽くせりの状態が自分を弱くしてしまうのではないか、そこに甘えていては成さねばならないことを貫く覚悟が揺らぐのではないか、というのような恐怖を同時に感じてもいた。

息子は私とは違うので私と同じ感情を抱いているとは思わない、しかし、これから生きて行く上で到底、楽観的になることなどできない、という現実もどこかで感じているはずである。

私の出来ることは、自分の経験を話してあげることはもちろんだが、それ以上にそのような心境であることを少なくとも私には手に取るように理解できる、ということを息子が知ることではないかと思っている。

明日、嫁さんと娘は息子を車で大学へ送る予定であり、私は新年の仕事の幕開けである。息子が次に帰ってくるときは、またひとまわり大きくなっていることだろう。その時にまた時間が許す限り語り合おう。